おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりLenovo ThinkPad E15 Gen 220TD-005DJPをお預かりし、アップグレードいたしました。
Lenovo ThinkPad E15 Gen 2 20TD-005DJP Cドライブの空き容量不足
・Cドライブの空き容量に余裕がなくなってきた
・今後多くのデータやアプリケーションを入れる予定がある
・SSDを増設したい
今回はSSD換装にてご対応いたしました。
ThinkPad E15 Gen 220TD-005DJPアップグレード内容のご紹介
今回は学生のお客様です。入学当初と比べて講義やゼミでパソコンを使用する機会が増え、特に研究で必要となるアプリケーションやデータが想定より多くなってきており、この先を考えると記憶媒体のSSDに空き容量が足りなくなる恐れがあるので、SSDを増設できないかご相談を頂きました。
空き容量を増やすには
標準搭載のSSDは256GBとSSD採用機種でよくみられる容量です。写真を撮り忘れてしまいましたが、ご申告通り空き容量は2割程でした。
お客様は物理的に増やされたい様子でしたので、まずは増設が可能か調査いたしました。分解前に仕様をお調べするとM.2 NVMeという高速な規格のSSDが取り付け可能なスロット(差込口)がメイン基板上にあることがわかりました。実際に分解すると確かに標準搭載のSSD(青枠・以下 元SSD)と別に空きスロット(赤枠)がありました。
増設作業
元SSDはM.2 Type 2242という長さの規格でした。元SSDが取り付けられているスロットはType 2242より長いSSDは取付できないのですが、お調べすると同サイズの大容量のSSDは市場価格に割高感がありましたので、もう一方のM.2空きスロットに着目しました。空きスロットの規格はM.2 Type 2280という規格で比較的採用するパソコンが多いためか、調査時点の価格は他の長さの品と比べて値ごろ感がありました。
ちなみにM.2の後の数字はSSDを横向きにして先頭二桁の数字(22)が縦の長さ(mm)、その後に続く二桁(42や80など)が横の長さ(mm)です。なお、M.2スロットが2280に対応の場合、それより短い規格のSSDはマウンターや取付金具の位置で調整・取り付け可能です。
実際に空きスロットに検証用SSD(M.2 Type 2280)を取り付けると正常に認識でき、Windowsの起動も行えることがわかりました。また、元のSSDは読み込みテストやSMART情報の健康状態に問題ないことがわかりました。
この検証結果から、Type 2280側に元SSDより大容量のSSDを取り付け、Windowsやデータを移行するSSD換装処置を行い、念のためバックアップを取った上で元SSDをセキュアイレース(Secure Erase)にて初期化とデータ消去後フォーマットしDドライブとして再利用することをご提案させていただきました。
納品
お客様に検証結果と換装するSSDの容量違いで複数のお見積もりをお伝えいたしましたところ、1TBのSSDに交換するお見積もりでの処置をご希望されましたので、換装作業と動作テストを行い納品させていただきました。空き容量が見違えるほど増え、ご希望の増設もかない大変ご満足いただけたご様子でした。
最近はSSDを採用したパソコンが増えてきていますが、発売時期やグレードによって採用されているSSDが128GB~512GB程度のパソコンがほとんどではないでしょうか。そのようなパソコンを長年使用されていると、インストールするアプリケーションが増えたり大量の写真や高画質な動画などのデータ増えてくることで容量不足に悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。特にゲーミングパソコンでは近年の大容量なゲームをインストールするとすぐに空き容量不足になってしまうことでしょう。
また、デスクトップパソコンであれば増設可能な物理的な余地があるパソコンが多いので、ハードディスクやSSDをDドライブとして増設し、そちらにゲームなどのアプリケーションをインストールすることもできますが、筆者個人的にはドライブ不調やドライブ構成が変わってしまった際にアプリケーションやゲームが起動できなくなるといった余計なトラブルを回避するため、アプリケーションやゲームはWindowsがインストールされている記憶媒体にインストールし、増設ドライブは主にバックアップやデータ格納先として運用されることをおすすめしております。
SSDは消耗品で突然故障してしまうこともあります。使い始めて数年経過していらっしゃったり、空き容量が不足してきたなとお感じになりましたら、記憶媒体の換装や増設ができるのか、費用はいくらかかるのか、診断することでお調べすることができますのでぜひご相談ください。
空き容量不足といったパソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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